鱒淵のゲンジボタル 2014年の発生状況

◆◆2014年の発生状況◆◆

≪6月23日(月)≫
天候:晴れ  気温:18℃  湿度:- ホタル:84匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】
昨夜初ホタルに行ってきました。
今年は、5月に夏日を記録するなど暖かい日が続き、発生が早まるのでは、とうわさされていましたが、現実となってしまいました。
総会を行った17日に、十数匹という情報は得ていましたが、例年の状況から特に早いという印象ではありません。しかし、昨夜観に行って驚きました。84匹を数えてしまいました。昨年、一昨年より4~5日早い数字です。保存会活動初日の明日25日には、100匹を超えるかもしれません。
発生間もないので元気に飛び回っていました。
発生ポイントは、蛍交流館近くの上流側堰堤の付近です。観に来るなら、蛍交流館駐車場を利用するのが近くて良いかと思います。

 

≪6月24日(火)≫
天候:晴れ  気温:19.3℃  湿度:72.6%  ホタル:93匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】
昨夜より微増、100の大台まであと一歩というところでしょうか。
大まかな分布は、全体の60%が上流側堰堤付近、30%が蛍橋付近という状況です。
発生が上り坂な時期なので、活発に飛び回っています。なので、数はあまり多くないのですが、それなりに見ごたえがあります。今だとカジカガエルのBGMがもれなくついているのでお得(?)です。
今夜から保存会の活動を開始しますが、月曜日~木曜日は、案内はしますが基本駐車場整理は行いませんので、本部付近、あるいはホタル交流館駐車場を各自の判断でご利用いただきます。

 

≪6月25日(水)≫
天候:晴れ  気温18.3℃  湿度:84.2%  ホタル:163匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】
ほたる保存会活動初日ですが、いきなり163匹を数えました。過去の最大発生数ワースト3だった一昨年の、最大167匹はクリアしそうです。どこまで伸びてくれるかは未知数ですが・・。上流側に偏った発生状況なようです。
昨夜は平日にもかかわらず、結構な人数の観賞者が来てました。H@!FM効果でしょうか。
ちょっと話をした方は、神戸から来たそうです。(仕事のついでだそうですが。) 全国的に有名なわけはないですよね。

 

≪6月26日(木)≫
天候:晴れ  気温:19.8℃  湿度:85.9%  ホタル:101匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】
前日の数を下回りました。活動期間中は毎晩数える人が変わるので、誤差(にしてはちょっと大きいか?)はしょうがないところです。いずれにせよ、100匹は超えているようです。帰りにちょっと寄ってみたのですが、メインはやはり上流の堰堤付近で、そこから下流側に広がっている感じです。
昨夜はかなりの台数の車が来ていました。平日ということで、特に誘導はしませんでしたが、一部に路上駐車もあったそうです。僕が行った時にはそんな車はありませんでしたが。
週末は誘導しますので、従っていただければと思います。
また、写真を撮ってる人が結構いました。撮るなとは言いませんが、ホタルの写真は機械任せでは撮れません。オート撮影なんてもってのほかで、フラッシュが発光し、他の方の迷惑になります。ネットや写真雑誌等で勉強して来てください。
以上よろしくお願いします。

 

≪6/27(金)≫
天候:晴れ  気温:18.9  湿度90.1  ホタル:198匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】
条件が良かったようで、もう一人のカウントは二百を超えていました。

 

≪6/28(土)≫
天候:雨  気温:21.0  湿度84.1  ホタル:94匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】
7時半ごろからの雨で、我々も駐車場整理しながらすっかり濡れてしまいました。一番飛ぶはずの8時頃は雨降りで、数えたのはちょうどその頃とのことです。というわけで、100に満たない数でした。時々雨が止んでいましたが、その間はそれなり飛んでいたようです。

 

≪6/29(日)≫
天候:曇り  気温:18.3  湿度90.1  ホタル:109匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】
前日からの雨は夕方に上がり、本部に行ってみると駐車場は最悪のコンディション。ここに鑑賞者が押し寄せたらどうなることかと心配したのですが、日中の雨のせいか客足は思いの外伸びず、金曜日の方が多かったくらいでした。
ホタルはこんな数です。かなり雨が降ったので、その影響だったのかどうか、今夜観察すればわかるかと思います。
今年は例年より4・5日早いようですが、通常の発生パターンに当てはめるとピークは先週末だったことになります。(いつもは7月1~3日頃)その辺も含めて、よっく観察してきたいとおもいます。昨夜の発生ポイントは、上流堰堤から下流堰堤の間が多く、次にホタル橋下流側でした。

 

≪6/30(月)≫
天候:曇り  気温17.1℃  湿度90.1  ホタル148匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】

気になっていた町内別の個所を観に行くため、自分で早い時間帯に数えたのがこの数でした。実際は、もう少しいるかと思います。本部に戻った時には活動が終わっていて、日誌を見ることができませんでした。次回記録されたものに訂正します。
昨夜見たところ、上流側の早くから出ていた区間は、そろそろ終盤に差し掛かっているかな、という感じです。今元気のいいのがいるのは、ホタル橋下流のケヤキ林の中です。ただし、この区間は道路の狭いところなので、十分気をつけてください。

 

≪7/1(火)≫
天候:晴れ  気温:18.9  湿度:85.7  ホタル:163匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】

昨夜の報告では、やはり上流側の早くから出ていた区間はもう終りの兆候が出ているとのこと。今は、ホタル橋下流のケヤキ林がいいようです。何度も言いますが、この区間は狭いので、くれぐれも気をつけてください。
このペースだと、今週末には上流はほとんどいなくなると予想されます。あとは、遅れて出たところがいつまでもつか、というところでしょうか。好天が続くと、ホタルの消耗も激しくなるので、後は天候次第ですね。

 

≪7/2(水)≫
天候:晴れ  気温:19.8  湿度89.6  ホタル:67匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】

一気に数が落ちました。もちろん、数える人が毎晩違うので、数え方の違いはあるとは思いますが、2人で数えてもらい、その差が5匹くらいだったので、そう変な数字ではありません。ただ、遠くて良く見えなかったものもいるとのことで、その分が多くても10匹くらいだそうです。その分を上乗せしたとしても、前夜の半分ほどです。
全般に、高く、広く飛んでいるようで、シーズン終了の兆候です。例年より早く発生しているので、終了も早くなるようです。

 

≪7/3(木)≫
天候:曇り  気温:20.1  湿度:91.8  ホタル:53匹

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】

どうやらシーズン終了は、本物のようです。昨夜はさらに数が落ちました。7月3日の時点で100を下回ったのは、昭和57年以来(この年の最大は60匹)の出来事です。
一昨日の数が一気に減った原因は、日中の暑さだと思われます。ご存知かと思いますが、ホタルは成虫になるとエサを食べません。水を少し飲む程度です。幼虫時代に蓄えたエネルギーだけで生きており、寿命の尽きかけているところに30℃近い暑さは致命的です。
今夜はさらに半減するでしょう。週末はほとんど見られなくなる予想です。

 

≪7/4(金)≫天候:雨  気温:19.1℃  湿度:91.8%  ホタル:37匹(平6)

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】

今シーズン初の雨による活動中止です。久しぶりに自分で数えに行きました。数はついに50匹を切ってしまいました。
上流堰堤の付近に、ヘイケボタルが6匹ほど発生していました。

 

≪7/5(土)≫天候:曇  気温:18.1℃  湿度:68.8%  ホタル:29匹(平7)

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】

前日の50切りを受けて、終了看板を設置しました。もちろん、看板を設置したからと言って、土曜日に鑑賞者が来ないわけはありません。保存会発表で450人、車では120台くらい来ました。 結果、ホタルより人の方が遙かに多い数でしたが・・・。
あ、それからこの夜、初めてヒメボタルを見ました。少ないですが、毎年現れてくれます。

 

≪7/6(日)≫天候:晴  気温:19.0℃  湿度:84.3%  ホタル:17匹(平20)

【鱒渕源氏ほたる保存会の方のお話】

ついに10匹台です。ホタルシーズンも間もなく終わります。発光が弱々しくなって、飛び方も力強さが感じられません。今日飛んでいる個体も、明日には葉陰で力尽きていることでしょう。無事、子孫を残せたでしょうか。 帰りに寄ってみると、昨夜のヒメボタルにまた出会えました。オレンジがかった発光色とフラッシュのような独特な発光パターン、大きさは源氏ホタルの半分ほどです。色は近くに寄ってこないとはっきり分りません。見慣れてないと、ヘイケボタルと間違えるてしまうでしょう。

 

保存会活動は、日曜日で終了することになりましたので、今回で今年のホタル情報を終了します。情報は終わりますが、あと数日はホタルもいるかと思います。ただ、ゼロではないでしょうが、期待はしないでください。

 

今シーズンも、事故もなく終了することができました。また、去年から取り組んでいる募金に、多大な協力をいただきありがとうございました。この場を借りて、お礼申し上げます。
それでは、来年もホタルが飛びますように。

 

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「米川の水かぶり」

八百年以上の受け継がれ、ユネスコ無形文化遺産に登録されたこの行事は毎年2月の初午の日に五日町の男たちによって行われる奇祭である。裸に藁で作った水かぶり装束を身に着け、顔に煤をぬった男たちは、大慈寺の秋葉山大権現に参拝し、神の使いに化身する。

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