H28年度11月期 クール米川プロジェクト報告

◆クール米川プロジェクトとは?◆
なかなか東北へ来る機会のない関西の大学生に米川や被災地を訪問してもらい、今後の地域づくりに対する提言をしてもらうため、2013年から毎年11月と2月の2回開催しています。

◆H28年度11月期の活動報告◆
日 程 2016年11月17日(木)~11月20日(日)(3泊4日)
参加者 大学生7名(奈良大学)、小副川講師(キャリア教育)
内 容 被災地訪問、史跡訪問、小中学校訪問、旧鱒淵小古民具展示など

◆ 学 生 感 想 ◆
被災地訪問(南三陸町志津川・歌津、気仙沼市小泉)(11月17日午前)
・震災後、今に至るまでニュース等でしか見たことがなかった被災地を訪問して、被害の大きさがより現実味を帯びて感じられました。
・津波がここまで来たという標識が多くあり、避難意識を常に持っているのだと感じました。


米川小学校訪問(11月17日午後)(中学年・高学年チームに分かれて交流)
・主にジャグリングなどを披露させていただきました。子ども達が笑顔で見ていてくれたので良かったです。初めて田植え踊りも拝見し、米川の伝統芸にも触れることができました。
・徳島の阿波踊りを披露して、何人かの子供たちが興味を抱いてくれたのは大変うれしかったです。

鱒淵地区散策(及川甚三郎生家、華足寺)(11月18日午前)
・華足寺を訪れて最も衝撃を受けたのが山門です。作られた当時の宮城とはかけ離れた中国風の造りに関西を匂わせる瓦の文様、ここでこの文化財は県指定で収まるものではないように感じました。
・同じ文化財学科の仲間と文化財を見ることでそれぞれの視点を共有することができ、いい刺激を受けました。

東和中学校訪問(11月18日午後)(1・2年生とグループトーク)
・大学で自分たちがどういった勉強をしているのかを写真などを用いて説明しました。多少なりとも彼らの道しるべになれたか不安でしたが、少しでも力になれたら嬉しいと思います。
・とても素朴な子供が多く驚きました。米川で育ったことが子ども達に良い影響を与えているのだと思われます。

もらい湯(11月18日夜)(鱒淵地区の一般家庭でお風呂を借りる体験)
・毎回とても温かく迎えて下さり、家族のように接してくれるのがとてもありがたいです。
・たくさんの料理を出してくれて地元の話もたくさん聞け、とても楽しい時間を過ごせました。

旧鱒淵小学校古民具展示(11月19日)
・地域の人々の古民具に対する深い理解と知識を知ることが出来て、これこそが守り繋げねばならないものではないのかと思いました。
・普通の博物館だと実際に触れることが出来ないので、古民具に触れることができて良かったです。また、博物館の展示の仕方の勉強になりました。
・地域の方が積極的にアドバイスしてくださりとても楽しかったです。
・今回の一番大きなプロジェクトで、とても有意義な時間を過ごせました。
・次回、そしてまたその次回と、自分たちももっと大学で学んでいき、満足のいく展示、そして地元の人が誇りを持てるような展示を行っていきたいと思います。

米川地区散策(米川カトリック教会、八幡神社、三経塚)(11月20日)
・米川八幡神社の天井絵に葛飾北斎作「富嶽36景 神奈川沖浪裏」の模倣が残されていたのに驚きました。つまり、現在各地に流通していたかどうかを明らかにした書物等は発表されていませんが、確かにそこにたどり着いていたということになり、当時の流行を柔軟に取り入れていたという物的証拠となるわけです。 ただ、残念なことにその絵自体に塗りなおしたような跡が見られ、信憑性に欠けてしまうのが欠点です。そこも踏まえて調査しなおさなくてはならないと思いました。

学生の皆さん、お世話になった地域の皆さん、どうもありがとうございました!

(by 地域おこし協力隊 鈴木)